【 前編 】2019春 ローカルワーク編集合宿レポート

 

さあ、今年もいよいよ始まりました、ローカルワーク編集合宿!

今回も、前編・後編に分けてレポートをお送りします。

1日目(白川村案内・事業所紹介・班決め・作戦会議)

集合時間の午後14時。続々と参加者が集まってきました。

今回は、応募枠の9人にプラスして、前回参加者の2人がサポーターとして加わり、合計11人での合宿となります。

遠方は北海道から、近場は名古屋から。

ヒト大恒例、アイスブレイクを兼ねた「他己紹介」で合宿が始まりました。

だんだんとみんなの緊張感がほぐれてきます。

自己紹介タイムを終えると、学長から今回のプロジェクトの目的・内容についての説明や、白川村についての紹介、ヒト大学が描いている未来についてのお話がありました。

この合宿を開催した背景や、白川村が抱える課題についても、熱心に耳を傾けてくれているようでした。

お次は、合宿中に取材をさせて頂く3つの事業所さんについて紹介があり、参加者それぞれが希望する行き先を選びます。

今回の受け入れ先は、宿泊業・自然ガイド業・民芸品工房と、職種もバラバラで、抱える課題も、伝えたい魅力も、様々です。

チーム決めが終わると、それぞれのグループに分かれ、事業者さんについての下調べをしたり、各自どんな映像が作りたいのか、どんな思いを持って今回の合宿に参加したのか、思いを共有し合っていきます。

実際に集落を散策してみて、村の雰囲気や、世界遺産の暮らしについても理解を深めました。

散策の案内人は、前回合宿の参加者でもあり、今回サポーターとして駆けつけてくれたセリちゃんとかっちゃん。温かく場をほぐしてくれて、積極的にメンバーの輪を繋いでくれる、頼もしい存在です。

おかえり、せりちゃん。

おかえり、かっちゃん。

講座の後半には、現在村でインターン中のメンバーも顔合わせを兼ねて挨拶に来てくれました。

てんからでインターン中のみさちゃん

落人でインターン中のゆかこちゃん(右)

そして、夜の懇親会へ。

11人での共同生活、一晩目は、たろえもキッチンの智勝さんによる絶品手料理を囲み、賑やかな夜となりました。美味しい差し入れをくださった地域の方々、ありがとうございました。

2日目に映像講座をして下さる、講師のたださんもジョイン!

古志山でインターン中のアンナちゃんもジョイン!

学生に囲まれ嬉しそうな学長

楽しい夜はあっという間に更けていきました。

2日目(講座・実践・取材)

この日は、座学・実践を通して、映像や編集について学びました。

講師のたださん。この日のために東京から駆けつけて下さいました。

( たださんの日頃のお仕事をご紹介↓ )

普段はこういった幅広いジャンルで映像や写真を撮られている方です。

1週間撮影のサポートをしてくれる風子さん。白川村地域おこし協力隊として、映像での発信活動などをされています。

いざ、たださんの講座がスタート。

人の思いやモノの魅力をビジュアルで伝えるための方法や、心構え、具体的なカメラワークの技術などについて、お話してくださいました。

「どんな層の人々に、どんな内容を、どんな目的で、どのように伝えたいのか」をしっかり決めた上で、1シーン1シーンを丁寧に作っていくことが大切であること。

伝える(見る)人のことを最優先して考え、伝えたいメッセージがストレートに伝わる映像になっているか、余計な情報が写り込んでしまっていないか、その商品やサービスを使って視聴者やユーザーがどんな体験をできるのか具体的に想像できる絵になっているか、などを意識して内容を組み立てること。

説明的な表現に加えて、情感に訴えるような温度感のある表現を重ね合わせることで、厚みのある映像が出来上がること。

などなど、これから実際に映像製作をしていく上での学びが沢山でした。

カメラを回して実践的なノウハウも教えてくれます。

参加メンバーからは、

短い時間の中で地域の方の自然な表情などを撮るために心がけていることはなんですか?

取材や撮影を重ねる中で、つい話し手(取材相手)側の方に主観が寄ってしまって、視聴者側の視点を持ちづらくなってしまうと思うが、そこはどう鍛えたらいいですか?

など具体的な質問が飛び交っていました。

個人的に1番胸に残ったのは、たださんが「大勢で1つの作品を作り上げる映像の仕事」について紹介していたときに仰っていた

たださん
どれだけ魅力的なシーンや思い入れのあるショットが撮れても、それが作品全体の文脈や表現したいメッセージを少しでも邪魔するのであれば、使わない選択をするのが、プロの仕事です。1番大切なのは、全体としてより良い作品を作り上げること。個人的な思いや感性とは別の部分で、客観的に、美化や嘘がない形で、視聴者に内容を届ける事が、何より大事なんです。

という言葉でした。これはきっとどんな仕事にも通づることで、その葛藤や難しさについても思いを馳せたりしながら、「良い仕事」とは一体なんなんだろう、とか色々考えてしまいました。

・・・と、なんか脱線しかけたので内容に戻ります。

お次は、映像講座、実践編!

座学での講義を一通り終えたところで、今度は実際に自己紹介の映像を各自15秒以内で作ってみることに。自分で1から構成を作りあげ、絵コンテを描き、撮影を行っていきます。

これがなかなか難しい。2時間という限られた時間の中で、編集までを終えます。

みんな真剣。

たださん
良い映像作品を作るには、アーティスト的なセンスよりも、ロジカルさの方が大事だと思っています。伝えたい内容に対して、道筋立てて構成を組み立てて、必要な素材を客観的に選んでいくこと。編集作業も撮影と同じくらい重要な工程であり、1つ1つの絵を丁寧に選ぶことで、映像の仕上がりが大きく変わってきます。より良い作品を作るためには、たくさんの映像を見て勉強することですね。

というアドバイスを胸に、それぞれのアプローチで製作に取り組みます。

互いに相談し合いながら学べるのも、この合宿の良いところかも。

こちらは、自己紹介として自分の大好きなボールペンについての作品を撮ることにしたようです。

サポート役のかっちゃん・せりちゃんは編集合宿全体の映像を作ってくれています。

最終的に出来上がった映像は、1人1人の個性が溢れる素敵な作品ばかりでした。

思ったより編集作業に時間がかかることや、BGM探しが大変なこと、想定した絵が上手く撮れない事態が起こることなど、一連の製作作業を体験してみたことで初めて分かることもありました。

雪が似合うたださん。

明日はいよいよ、チームごとに担当事業所に伺って、本番の取材を開始します。

講座を終えてほっと一息。

この日の夜はみんなでカレーだったそう。

中国出身のTUTU君とワン君が、お土産に全員にパンダを持ってきてくれました。

3日目(取材・撮影・編集作業)

みんなが暮らしている花植家。この日はすごい朝靄でしたが、日中は気持ちよく晴れてくれました。(合掌の屋根から蒸気が出ている様子も見れました。)

早速、チームに分かれて行動です。

じば工房チームの取材風景

実際にひでコースター作りの体験もしました。

お昼には喫茶さとうさんへ。

お次は職人さんのおばあちゃんのお家へ。

どんな思いでものづくりをされているのかお話を聞かせて頂き、実際に作業をされている様子も見せて頂きました。

たいこさん、素敵なお話をありがとうございました。

御母衣旅館チームの取材風景

若旦那さんに沢山のお話を聞かせて頂きました。

お忙しい中、スタッフの皆様にも全協力頂き、終日張り付きで撮影を受け入れてくださり、感謝感謝です。

たださんに教わった「カメラは絶対に動かさない・歩かない・追わない・ズームしない・最低10秒間は回し続ける」を意識。

どういった絵が撮りたいのか事前にイメージを共有しながらシーンを撮って行きました。

お昼は次平さん。

事業所さん側からカチンコを提供頂いた。なぜあるんだろう。

白川郷アクティビティーセンターo8の取材風景

実際に道具を見せながら説明してくださいました。

事業者さんが貸して下さった本格的な三脚機材に、スマホを固定する図。

講師のたださんとはここでお別れ。ありがとうございました。

早朝の美しい野谷荘司をバックに。

お忙しい仕事の合間を縫って、本当に丁寧に心を込めてお話を聞かせてくださいました。ありがとうございます。

ダムの水面に朝靄がかかり、こちらも綺麗。

取材を通して、壮大な自然を体感することもできました。

昨夜食べたフキノトウを川辺で発見。

ゲストハウス事業についても、お話を伺いました。

 

・・・と、ここまでわずか3日間。

どのチームも、学生の熱意に対して誠心誠意向き合ってくださる温かい事業者の皆様のおかげで、本当に濃い時間を過ごしています。

これから残り3日間で、一体どんな映像が出来上がるのか。皆様どうぞ乞うご期待!

学生の皆さん、頑張ろー!!!

【 後編 】2019春 ローカルワーク編集合宿レポート

2019年3月11日

【 完成作品一覧 】ローカルワーク編集合宿(2019春)で参加学生が作り上げた映像作品一覧。

2019年3月15日