学長ブログ:空き合掌家屋の活用①

本日はヒト大学のキャンパスとして、
利用している世界遺産集落内の合掌造り家屋「旧花植家」の
活用についてお話ししようと思います。
昨年度より旧花植家は私が代表を務める法人で運営を請け負っています。
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旧花植家の外観
もともと旧花植家は持ち主による維持・管理が難しくなり、
村役場に寄贈を受けた建物です。
様々な議論を経て、文化財担当部署である村の教育委員会は、
旧花植家を教育施設とする活用方針を打ち出しました。
合掌造り集落は大学の研究対象として取り上げられることも多く、
いくつかの大学が村を度々訪れていたので、
教育施設は多少なりとも利用見込める現実的な活用方針と言えます。
とはいえ、役場職員を配置して運営するだけの人員が
避けないのも事実。
こうして、様々なプロセスを経て、
指定管理者として私に白羽の矢が立ったのです。
現在、大学と年間契約を結び、年間の施設利用料を頂いて運営しています。
昨年度は3つの大学と契約させて頂き、その売り上げを元に
村の指定管理費ゼロで運営しています。
施設利用料と言っても、大学の払える金額ですので、ここではあえて記載しませんが、
皆さんが想像のつく程度の金額です。
もちろん、水光熱費や雪囲い、屋根雪下ろしなどの費用負担も
売り上げから捻出しているので、利益率は正直いまいちな事業です。
また、私自身は日々の清掃や学生の受け入れ対応も行っています。
結構、人件費かけてます(笑)
また、昨年度試験的にスタートしたので、
この事業に関しては一年やってみてわかったことも沢山あり、
ある程度運営方法の見直しも図らないと続けていけない、とまぁ、そんな状況です。
それでも、昨年度以前は建物の維持費に村のお金が注ぎ込まれていた状況を
考えるとこうして民間企業の売り上げで維持費が捻出される
仕組みになったこと自体はいいことだなと自画自賛している訳です(笑)
ところでお金の話はさておき、大事なことは・・・・
「どのようにして、利用率を上げるか?」
なぜなら、空き合掌造りの有効な活用方法を模索するというのが、
この事業の一番の肝だからです。
契約大学数を増やすというのが最も想像しやすい手段かもしれませんが。
しかし、大学の利用時期というものは大体休暇時がメインとなるため、
被ってきます。なので、契約大学数を増やす行為は
バッティングを増やす確率を上げてしまうため、
結果的に利用者のサービスの質を落とすことにつながり、
慎重にならざるをえないのです。
これも当初より想定してましたが、昨年一年やってみて、
想定が確信に変わったことでした。
それよりも、大学であまり使われない時期にどう利用率を上げるか?を
考えたのが実は白川郷ヒト大学という活動でした。
・・・ということで本日はここら辺までにして次回に続きます。
でわでわ