学長ブログ:境界とサイズが明確化することと向き合う

気がつけば、1ヶ月経ってますが、ローカルワーク編集合宿の最終日、
最後の挨拶で学生に伝えたこと。
時間が無くて、話が駆け足になってしまったから、
きちんと伝わってなかろうかと思い、ここで文字にしたい。
若い頃、特に今回生徒だった大学生に限って言えば、
世界が広がっていく時だよね。
今の学生はどうか知らないけれど、
僕のたった一回の人生をなぞって言えば、
学生時代は得体の知れない高揚感に包まれていたのか、
「これからは自分たちの時代だ!」
と思ってた気がする。というかはっきりそう思ってた。(←何様だw)
酒を覚え、大人の仲間入りした気分になって、毎日楽しかった。
というか友達と飲んでばっかりいてどうしようもなかった(笑)
今になってみるともっと将来に向けた良い過ごし方あったんじゃないかと思うけど、
その時の僕の精神構造ではそれが精一杯だったから、後悔はしていない。
若さのせいというのはあまりに短絡的かもしれないけど、
当時の僕(ら)はこれから何でも出来るし、何にでもなれると思ってた。
しかし、自分がアラフォーになってみても、
やはり20代前後の人達の可能性は計り知れないと感じてる訳で、
あながち、若気の至りと片付けてしまうのはあまりに説得力が無い。
だって、当人達に加えて、周りの大人も若者に可能性を感じてる訳だから。
とはいえ、可能性があるないは話の本題では無いので、話を戻す。
学生は時間とやりたいことがありすぎて、
自分がこれから(あるいは将来)何をしたいかわからない。
何かはやりたいけど、それが何なのかがよくわからない。
って状況にいる人がおそらく多い。
これは”自分の興味・嗜好の境界がぼんやりしている”からだ。
”自分のことがよくわからない”とも言い換えられる。
これを例えると、まるで太陽を肉眼で見た時のような状況。
SMLXL

太陽を肉眼で見ても、太陽の境界はぼんやりしてるよね。
おそらく実際のサイズより大きく見えてるはず。
これが、いわゆる若い頃の自分じゃないかと言いたい。
何でも出来るし、エネルギーと可能性に満ちている(ように見える)。
※実際に満ち溢れている人もいるし、そう見えるだけの人もいる
ただ、歳を取り、経験を重ねていく中で人間は色々気づいてくる。
自分の得意なこと。
得意と思ってたけど、実は人並みだったこと。
決して上手くはないけど、好きなこと。
できれば、今後やらなくていいならやりたくないこと。
生理的に受け付けないこと。
時間と経験が何でも出来ると思っていた自分をどんどん解き明かしていく。
それに伴い、ぼんやりと大きく輝いていた自分が本当の姿を現してくる。
あれっ???
SMLXL

ぼんやりしていた境界は明確化していき、
大きいと思っていた球体はビー玉ぐらいしかないことに気づいてしまう。
明確化していった末にも太陽ぐらいのサイズがあったって人はすごいとしか言いようがないのでここでは割愛する。
自分は何者でもなくて、出来ることが限られてる。
そしてそれに取り組める時間も膨大に残されている訳ではない。
俺はなんてちっぽけな存在なんだと。
そう気づいてしまう。
おそらく自分に期待していた人ほど、辛い現実を突き返されてしまうはず。
こう書いてしまうと自分の境界とサイズを明確化することは
悪いことのように感じてしまうかもしれないけど、
決して、悪いことばかりじゃない。
やりたいことがあり過ぎて困ることはなくなるし、
どこを目指すかがはっきりしてくる。
こうなってきた人は覚悟が決まって大抵強い。
もし、あなたがやりたいことが多くて悩んでいるのなら、
自分の存在の境界とサイズを明確化すべく、片っ端から、
本気で取り組むべきだとアドバイスしたい。
何をやっても楽しいのは、まだまだ関わり方が遊びの域を超えないから。
楽しいこともそれで稼ぐとなると大変だし、毎日続けるとなると結構しんどい。
でも、その中でも続けれたり、楽しいなと思うことがあなたの
やるべきことかもしれない。
むしろ、やってみて上手くいかないことやあまり好きでないことを見出す行為は
自分を磨いて、自分の境界とサイズを明確化することと同じ。
色々と取り組めるうちに(本気で)手を出してみて、
早く取捨選択するといい。単純に残ったことに費やせる時間が増えるから。
どんなことも他人より長く取り組めば、その分野のトップを走れる可能性がある。
いわば、個性を活かせる状況になるから。
やりたいと思ったことは一刻も早く手を出そう。
沢山あれば、片っ端から手を出そう。
ただ、いずれ自分が明確化されるのなら、今は何でも出来ちゃう高揚感を
ただただ楽しむという選択肢もありますのであしからず。最後はあなた次第。
皆さんより少し人生経験が長いだけのおじさんの独り言なので、
胸に響いた人だけ胸に留めて、そうでもない人は静かにページを閉じてほしい(笑)