山を歩かば

さて、下山です。

春を迎えたこの季節の山は命にあふれ、歩き回るのが非常に楽しくなります。
僕が白川村の生活の中で一番楽しいのが、山の中を歩き回ることなのですが、

今日はそんな中で出くわすいろいろな生き物のことを書きたいと思います。

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この時期、こんな笹藪を這うようにしてタケノコを採ります。
たいていこういった場所は山奥にばかり有るので、色々なものに遭遇します。
(この写真の中にもタケノコがいくつも映っていますが、みなさんはいくつ見つけられるでしょうか?)

さて、このタケノコを求めてくるのは人間ばかりではありません。これは獣に食べられたタケノコ。
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カモシカ、イノシシ、熊などもこのタケノコを食べるようで、近隣ではその痕跡に良く出くわします。

カモシカの糞。
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この日は出会いませんでしたが、カモシカは山の中で一番遭遇します。
カモシカは非常に警戒心が薄く、向こうがこちらに気が付いていても、びっくりさせないように音を立てず、ゆっくりゆっくりと距離を詰めていけば5mぐらいの距離まで近づくことができます。

 

 

冬に撮った写真ですが、こんな感じで。
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さて、山の中の水のあるところにはこんな場所が良くあります。

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これは重機で掘った跡ではなく、イノシシのヌタ場(泥浴びをするための場所)です。
こんな足跡が。

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白川村には、自分が子供の頃にはイノシシやニホンシカなどはいなかったのですが、現在は色々な要因が重なって白川村内でも生息するようになっています。
自分はイノシシを遠目に見たことはあっても、真近で遭遇したことはまだありません。

 

あと、よく会うのはアナグマでしょうか。
地面の餌を探しているのに出会うと、夢中になりすぎていて割と近づいても逃げずにスンスンスンスンと匂いを嗅ぎながらうろうろしています。
こちらに気が付くと飛び上がって逃げ出すのが何とも可愛いですね。
このアナグマ、何気にかなり美味しいとのこと。

スンスン匂いを嗅いでいるところを棒で殴るか鉈を投げつけるかすれば簡単に捕れそうな気もするのですが、なんとも愛嬌があるのでいざ出会うと可哀そうでできません。

 

さて、この場所では何年か前に熊に出会いました。
熊鈴をつけて歩いていたのですが、視線を感じてふと山の斜面を見上げると、10~15m先に熊が一匹、じーっとこちらを見ていました。
「おーい!」と声を上げながら鈴をかき鳴らすのですが、じーっとこっちを見てる。
去っていくかと思いきや、のそのそ何歩か歩いてこちらに近づいて、またこちらをじーっと見てる。
しばらくすると、慌てる様子もなくノソノソと山の上に登って行きましたが、子連れの母熊とかだったらたぶん、襲われていましたね。

肝を冷やしました。
それでも懲りずに何度も行くんですけれど。

 

さて、この日は割と見かけそうで見かけないものも見ることができました。
蛙を飲み込もうとしているシマヘビさん。

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食べられているのはアカガエルの類なのでしょうか?グロい・・・。
カエルのことはよく知らないので、何なのかわかりません。
ところで蛙っておいしいんですかね?

総面積の95.7%を占める白川村。
山中での色んな生き物との遭遇も、生活の中の楽しみのひとつです。