地域に住みながら、大学で学び、そして地域を学ぶ「岐阜住学」

こんにちは!

2021年10月末より白川郷ヒト大学さんでインターンを始めました武蔵野美術大学大学院修士1年の平田藍莉と申します!今回は、「岐阜住学」というプログラムに参加している学生さんと一緒に生活しながら取材をして発信する役割を担っています。

今年から始まった「岐阜住学」

参加している学生さんが日々どんな生活をしているのか

そもそも「岐阜住学」とは何か

活動の様子を切り取りながら、お伝えしていきます。

●「岐阜住学」とはなんでしょう?

「岐阜住学」とは、大学生がオンライン授業で単位を取得しながら、ローカルでの生活・暮らし・交流をするプログラムです。

コロナの感染拡大によって、大学生である私たちは、お家に閉じ込められたまま授業を受ける苦しい状況を強いられてきました。しかし、状況が少しずつ状況が落ち着き始めた中、残ったのはいつでもどこでも授業が受けられるオンライン授業の形です。

じゃあ、家じゃなくてもいいよね!

「岐阜住学」第1回目となった今回は、日本全国さまざまなところから「地域の暮らしを体験してみたい」「人と交流しながら地域の文化が知りたい」など地域に興味のある学生たちが集っているのです!

学生はそれぞれ美濃市・郡上市・白川村のいずれかの地域に拠点を置き、オンライン授業を受けながら長期滞在をして日常として暮らします。地域の人と交流し、地域の価値観に触れ、その土地のことを知ることが出来る楽しい毎日を過ごしています。

では、白川村に滞在しているふたりの女の子の日々をご紹介していきましょう

 

●ふたりが滞在する白川村って?

白川村は世界遺産に登録されている白川郷があり、素晴らしい建築美を誇る合掌造りの家々が立ち並ぶ岐阜県を代表する観光地のひとつ。四季折々の景色が楽しめ、冬には辺り一面、多くの雪に包まれる豪雪地帯です。険しい山々に囲われ、古くは歩いてしか外のまちへ行けず、冬の間は陸の孤島となっていたことから、特有の文化や細やかな人情が残され、今では全国から多くの人が日本のこころのふるさととして訪ねてきます。

●“毎日やることいっぱい”ふたりの日常

まずやることは、大学の授業を受けること

ふたりとも大学の授業は全てオンライン、宿泊場所はネット環境が整えられていて普段通りの授業が受けられています。授業時間中はいつも真剣です…夜に課題をやったり、学生として勉学に励んでいます。

ふたりそれぞれ違う大学の学生さん、専門の分野も違う、出身も育った場所も違うけれど、「岐阜住学」を通して出会って楽しく共同生活。全然違うから、自分の話も相手の話も知らないことばかり、毎日話のネタは尽きません。

ふたつ目、地域に関わること

地域のお掃除に参加したり、職人さんから伝統を教わったり、はたまた大学の研究を白川で進めたり…

大学の授業時間以外はゆっくり過ごすかと思いきや、ふたりとも毎日地域と関わるところへ出かけて行きます。大学院生のさきちゃんは、文化人類学を専攻していて地域の人から白川の文化を知るためにいろんな人に会いに、大学3年生のまなちゃんは白川で一目惚れしたカフェに自分からお手伝いしたいと申し出て、それぞれが自主的に動いています。見ているこちらが誇らしく思えるほど、かっこいい。

そして何より白川村の方々が私たちを温かく迎え入れてくれます。古くから生活を送るために住民同士が助け合う文化があり地域のつながりが強く、一度顔を合わせると本当に快く接してくれ、私たちも月日が過ぎるほど少しずつ地域へ入れてもらえる感覚があって心地いいのです。道を歩いてる時、村民の方が覚えていてくれて挨拶してくれるのが嬉しいばかりです。

最後に「岐阜住学」を発信すること

岐阜住学に参加する条件のひとつに「岐阜住学を発信する」ことがあります。

どんな発信をするかは学生が自由に決めることができて、毎週オンラインmtgを通じて他の地域に滞在している学生たちと話し合って決めていきます。岐阜住学1期生である今回はインスタグラムを通じて発信していくことになりました!

まだ学生の人・就職に悩んでいる人・現状に満足してない人

そんな中でハングリー精神を持っている同世代に

数ヶ月田舎で暮らすことを視野に入れて欲しい

小さくても変化のチャンスになったらいい

どこまで届けられるかわからないけれど、挑戦として白川・美濃・郡上のメンバー全員でひとつのインタスタグラムに日々の出来事を記録していくようです。どうしたら岐阜住学を伝えらえるか考える中で、とりあえずやってみなきゃわからない!試してみよう!というみんなの挑戦。これからも試行錯誤が続いていきます。

⇨岐阜住学のインスタグラムはこちら!

●生活のコト

私たちがどんなところで生活しているのか

宿泊場所の一部を上から描いてみました!

岐阜住学のふたりとインターンで来ている私と合わせて3人、それから他の宿泊の方が入れ替わるゲストハウスです。絵に描いたのはその共有スペース。ダイニングとキッチンとリビングの役割がある空間です。お風呂とおトイレは団体ごとに別々です。

そして、食事はみんなで力を合わせて自炊しています。

食材のほとんどが地元産のもの。またとってもありがたいことに地域の方々が少しずつ食材を分けてくださるのです。

農業体験に行ったさきちゃんがいただいてきたお米や玄米、さつまいも

移動販売で購入した手作りソーセージ

おすそ分けの10月のゴーヤ

初めて無人販売を利用して買った赤カブ

ゲストハウスのオーナーさんが育てたカボチャ

白川の石豆腐

地域の方からの歓迎のどぶろく

食べ物を分け合う地域の当たり前は私たちにとって宝もの

毎食、いただきますと3人で声を合わせます

岐阜住学の日々はこの繰り返しです。

勉強するのは大学の勉強だけではなく、地域のこと。

1ヶ月以上をここで過ごし体感しながら地域の温かさ、文化や習慣、そんな良い面と、そして悪い面、地域の課題を知ることを含めています。学生それぞれが地域から受け取るものと感じ取るものはばらばらで今日どんな体験をしたか、どう感じたか、「岐阜住学」白川村チームはご飯を食べながら、報告しあったり、議論になったり、いろんな考えを共有しあっています。こんな日々を過ごしながら地域を知っていく、それが「岐阜住学」です。

 

この記事を書いた人

平田 藍莉(ひらた あいり)

武蔵野美術大学大学院修士1年。
空間デザインを専攻、将来の夢は地域に根付いた何でもデザイナー。地域のことを知ったり、拠点を見つけたくて、さまざまな地域へ滞在しています。
ねこ、歌うこと、夜の散歩が好きです。