

札幌に着いて最初の予定を終えた後。この時はまだ10年ぶりの風景に余韻に浸っていたが・・・
北海道での設立経緯は・・・
札幌出身かつ在住の大学生4年生のケイスケが今年の3月から半年間で3度も白川村へ通ってくれて、白川郷ヒト大学に参加者側、そして運営側にとどっぷりと関わってくれました。そしてその彼が北海道でもヒト大学をやりたいと口にしたことから物語は始まります。
えっ、そんな簡単に?と思うかもしれないけれど、彼のヒト大学設立に向けた並並ならぬ強い情熱、そして僕自身が大学時代に北海道で暮らしていたこともあって、北海道のために何か出来るならと思ったことが決め手に。
とはいえ、ヒト大学は各地に住んでいるヒトが必ず起点になって、彼らが自分達で考え、やりたいように作り上げる事だけがただ1つの絶対条件です。
あくまで僕は白川村の暮らしがありますし、これからもそれは変わりません。そのため、裏方となって大学生のケイスケが進んでいくことを後方支援していくことが役目。当面はケイスケと僕の2名体制で仕組み作りを進めていくつもりです。
そこで今回は僕も北海道に飛び、北海道ヒト大学の設立の上で関わってもらえそうなヒトと地域へ、2人の人的なネットワークを頼りに限られた時間で回ることに。
もちろん、今回で全てのヒトに会うことが出来た訳ではありませんが、僕自身、めちゃくちゃ内容の濃い、学びや気づきの体験をしたのでここに記しておきたいと思います。
滞在スケジュール
以下のような感じでした。ケイスケとは最終日以外はほぼ一緒に行動しました。
●10月28日(月)
16:00 札幌着
16:00〜17:30 別の大学生と面会
17:30 移動(チェックイン含む)
19:00〜20:00 翌日以降の打ち合わせ内容の擦り合わせと食事
20:00〜22:00 打ち上げ
●10月29日(火)
9:10 札幌発
9:10〜10:50 移動(安平町)
10:50〜12:30 安平町役場打ち合わせ
12:30〜17:00 移動(津別町)
17:00〜18:00 つべつまちづくり会社挨拶・チェックイン・休憩
18:00〜18:20 移動(会場)
18:30〜23:20 JIMBER(つべつまちづくり会社主催のイベント)
●10月30日(水)
9:00〜10:00 役場打ち合わせ
10:00〜12:00 つべつまちづくり会社打ち合わせ
12:00〜17:20 移動(札幌市・チェックイン含む)
17:20〜18:00 移動(ゲストハウスWAYA近辺)
18:00〜18:40 食事
19:00〜23:00 札幌界隈の学び・教育系の皆さんと顔合わせ(イベント:今、学校を作りたがるオトナと一緒に見る未来<呑みながら>)
●10月31日(木)
8:00 札幌発
昼間はほぼ打ち合わせか車移動。夜は顔合わせも兼ねた飲み会兼イベント。

ええっ、それはそれは怒涛の日々でした。パートナーの彼と道内のヒトと地域を巡って、限られた時間で詰め込んだせいもあるけど、改めて北海道は大きくて移動に時間を取られたなぁという感じ。季節のせいもあるけど、毎日暗くなるのが早くて1日があっという間に過ぎていった。
飛行機に乗り遅れて暗雲漂う1日目
空港までの道中に通行止めによる渋滞に捕まったせいでなんと飛行機の搭乗口には出発10分を切ったぐらいに到着。40歳のおっさんがスーツケース片手に汗をかきながら、駐車場から必死に走ったにもかかわらず(笑)もちろん、搭乗させてはもらえず。当然であります。予約していたチケットはパーになり、別便で向かうという悲劇のスタートから。
最初の約束はSNS上で繋がっていたナオくんという大学生との面会。アポの時間は快くズラしてもらって。ナオくんは元々、関東にいて、今年の4月から北海道の大学に通うことになった大学1年生。実はナオくんのお父さんが僕の前職の先輩だった縁から、今回会って話をすることに。さらにはケイスケと同じ大学かつ同じ学部の先輩後輩というミラクルを発揮し、二人も自然に連絡先の交換に。

最初からパンチの効いた学生との出会い。もちろん、ナオくんの取り組みはまだまだ始まったばかりでその何かを探している最中ですが、物静かかなと思いきや順序立てて明瞭な彼の話しぶりから将来の期待値は高いなというのが印象的でした。
ちなみに、ナオくんには翌々日に予定していた札幌界隈の学び・教育系の皆さんとの顔合わせイベントあったので声をかけてみました。但し、僕も当日はきっと余裕が無いだろうから、面倒見ないしそれでもその他の実践者の皆さんと自らコミュニケーションを取る覚悟があるならおいで。一晩考えて、翌日に参加可否の結果を教えてと告げて別れました。
(※翌日、ナオくんから是非参加したいと熱いメッセージをもらいました)
その後、札幌の街を久しぶりに歩きたいという僕の要望に付き合ってもらい、暗くなった道をケイスケと歩き、ホテルのチェックインを終えて、明日以降のスケジュール確認と打ち合わせの内容についての擦り合わせを食事をしながら行うことに。札幌の歓楽街すすきので食事をし、その後、ヒト大学を設立を祝して2人で打ち上げの2次会を。

学生の頃は食べれなかった海鮮メニューに舌鼓を打ちます
とはいえ、今回ばかりは飲みに来たのが目的ではないので、22時には翌日に備えてさっさと退散。
巡礼開始の2日目
近頃はホテルのベッドでは寝付けない事が多く、この日も御多分に洩れず寝不足気味。こんなことなら、意識失うまですすきので飲むべきだったと後悔しても後の祭り。悪いことは全て歳のせいかなと思ってしまうのはおそらく歳を取ったせいなんでしょう。
9時過ぎにはケイスケが実家の車でホテルの前まで迎えに来てくれて、一路、安平町へと向かいます。コンビニで朝ごはんを買って車内で食いながら、走ること1時間半とちょっとで無事安平町に到着。
競走馬で有名な安平町に入ってすぐに北海道らしい牧場が広がり、少し走るとすぐに役場が見えてきました。

実は安平町には前々日にケイスケが訪れて、なんと役場でヒト大学のプレゼンを既に一人で終えていました。これは札幌のとあるイベントで繋がった安平町在住の方が開催しているDIYボランティアにケイスケが参加したことから端を発します。その方からケイスケのヒト大学の話を聞いて、役場担当者を紹介してもらったという訳です。

想いの連鎖というか、つくづくやりたい!と言葉にすることは運命を切り開いていくことをまざまざと大学生のケイスケに見せつけられた気がしました。
役場に通してもらうと、自己紹介の上、改めて白川村でやっている取り組みと他の地域で立ち上がったヒト大学について説明をさせてもらいました。その後、若者との関係性を今後作っていこうとしている町の取り組みについて議論しました。
北海道では有名なよさこい祭りという祭りがあります。打ち合わせの中で、安平町は札幌のとあるチームとここ7年ぐらいのお付き合いをしてるらしく、毎年、町にメンバーが通ってイベントをしてくれているとのこと。蓋を開けてみるとそれは僕が大学生1・2年生の時に参加していたよさこいチームだったことが判明。20年前の当時はそのチームがまさに立ち上がった当初だったのでなんとも奇妙な縁に感じます。ちなみにそのチーム名が縁でしたが(笑)
打ち合わせを終えるとすぐに道東にある津別町に向かうことに。安平町から津別町へは高速道路を使って、3時間半はかかるとナビは示しています。
さて、移動時間も長くなると共に、文章もそろそろ長くなってきたのでここら辺で一旦終わりにして、中編か後編に続きます。。。
実は北海道ヒト大学を設立することになり、その流れで北海道へ3泊4日で行ってきたので、その様子をこちらでレポートします!ただし、あまりのハードスケジュールと打ち合わせの日々だったのと、僕自身がヒト大学について説明する機会が多かったのでほとんど写真を取れてませんが・・・