学長ブログ:北海道ヒト大学の設立と北海道巡礼【後編】

柴原

先日、北海道ヒト大学を設立するために北海道巡礼に行ってきたので、そちらの後編記事です。前編を読まれてない方はまずは以下のリンクから前編の記事をどうぞ。このたび、北海道ヒト大学の学長をやることになった現役大学生ケイスケと道内を巡ってきたよ!

学長ブログ:北海道ヒト大学の設立と北海道巡礼【前編】

2019年11月2日

滞在スケジュール

●10月28日(月)
16:00 札幌着
16:00〜17:30   別の大学生と面会
17:30   移動(チェックイン含む)
19:00〜20:00   翌日以降の打ち合わせ内容の擦り合わせと食事
20:00〜22:00   打ち上げ

●10月29日(火)
9:10   札幌発
9:10〜10:50   移動(安平町)
10:50〜12:30   安平町役場打ち合わせ
12:30〜17:00   移動(津別町)
17:00〜18:00   つべつまちづくり会社挨拶・チェックイン・休憩
18:00〜18:20   移動(会場)
18:30〜23:20   JIMBER(つべつまちづくり会社主催のイベント)

●10月30日(水)
9:00〜10:00   役場打ち合わせ
10:00〜12:00   つべつまちづくり会社打ち合わせ
12:00〜17:20   移動(札幌市・チェックイン含む)
17:20〜18:00   移動(ゲストハウスWAYA近辺)
18:00〜18:40   食事
19:00〜23:00   札幌界隈の学び・教育系の皆さんと顔合わせ(イベント:今、学校を作りたがるオトナと一緒に見る未来<呑みながら>)

●10月31日(木)
8:00   札幌発

 

写真後ろは行き止まりだけど、前はみる限りのまっすぐな津別町のある道。本当に北海道らしいというか・・・

 

2日目の午後から

安平町役場との打ち合わせを終え、次の目的地である道東の津別町を目指すことに。ナビは高速道路を使って、3時間半。白川村からだと京都だったり、東京に入るか入らないかぐらいの移動距離。さすがは北海道。

後半は移動も疲れて、食べ損ねていた昼飯でもと思ったけれど、これまた北海道の高速道路には本州にあるようなレストランがあるようなサービスエリア(SA)は皆無。トイレと売店がわずかばかりあるパーキングエリア(PA)が続くばかり。道路に関してもほぼ1車線で追い越しエリアが頻繁に出てくるだけ。要は高速の利用者数が限られている証左かと。これだけの広さを誇りながら、人口規模が限られている。さすがは北海道(2回目)、異次元過ぎる。

なんとか、4時間近く走るとようやく目的地の津別町へ。

ちなみに、今回津別町に向かったのも、ケイスケが9月14・15日に開催されて出場した北海道移住ドラフト会議2019で津別町からドラフト1位指名を受けたのがきっかけ。1位指名を受けた選手はキャンプイン制度を使って、実際に現地を訪れる取り決めがあり、キャンプインを兼ねて、津別町を訪ねる機会に一緒に同行させてもらうことに。(※ちなみにケイスケはドラフト会議後に津別町に向かうのは今回で2回目とのこと)

 

津別町に到着すると、まずは立ち寄ったのが「つべつまちづくり会社」の事務所。(つべつまちづくり会社に関しての取り組みは後で説明することにして)この日の晩は我々が訪れると聞いて社員の都丸さん(通称、まるちゃん)が毎週金曜日に開催しているバーイベントを僕らの歓迎会を兼ねて急遽、開催してくれることに。チラシまでご準備頂き、大変恐縮でございます!!

地域にまかれたであろうチラシ。ハードルが何気に上がってて、僕は勝手にビビってましたが何か?

 

その後、一旦、近所の宿にチェックインして再び事務所兼コミュニティスペースへ。

地域のコミュニティスペースとして機能するこのイベントでは、つべつまちづくり会社のメンバー以外にもご近所の老若男女が集まってきました。開始時刻を過ぎるとポツポツと人が集まり始めて、最も多い時間は20人を超えるお客さんの熱気で大盛り上がり。

こちらは我々が帰る11時半頃の様子。この頃には大分落ち着いた雰囲気のスペース内

ここでも面白い移住者との出会いがありまして。移住者でホラネロという名称で音楽活動されてるご夫婦(ヒグマのうた)や高校生の時に起業した現役大学生(現在は東京の有名大学の通信制に通ってる)がいたりして。皆さんの話を聞かせてもらい、なんか人生色々だなと。

また、一番驚いたのが、津別町役場の地方創生担当職員が、なんと僕と同じ大学で同じ学部で同じ分野の1つ上の先輩だったこと。サラリーマンを辞めて、5年前から役場職員の道に来たそうで、自分を棚に上げておいて「何とも凄い決断ですね」と声を掛けておきました(笑)

失礼ながら札幌から遠い津別町だけれど、外から面白いヒトが続々と集まってきていて、それだけ魅力的な町なんだろうなぁって。短い時間でしたが、楽しい夜を過ごさせてもらって勝手にそう結論を出すことに。

北大工学部の情報エレクトロニクス系の1つ上の先輩だった高橋さん。某大手メーカーを退職後、津別町の役場職員に。世界は狭い!

我々は宿の門限の関係で23時半頃には退散しましたが、この後、地域の方は朝3時まで飲んでたらしい。津別町おそるべし(笑)

 

3日目の朝から

予定では10時からつべつまちづくり会社の皆さんと意見交換を兼ねた打ち合わせ。しかし、僕の先輩だった役場職員の高橋さん好意で9時から津別町役場で急遽、打ち合わせをすることになり、この日も朝から予定はみっちり。

 

とはいえ、7時に朝食を食べた後、まだ時間に余裕があったので、快晴の天気に導かれるように近所を散歩することに。

津別町に来る道中にも幾度も見てきた何気ない景色のはずだけど、昨晩の楽しい夜に混ぜてもらったせいか、素敵な風景でした

全面芝生で整備されてる広大なパークゴルフ場。眺めていると地域のじいちゃん、ばあちゃんが続々と集まってくる、くる。どこの田舎も同じだなと(笑)

町民住宅なのか定かでは無いけれど、カラフルで同じ形の家々が並んでた

 

9時に約束通り、津別町役場に向い、職員の皆さんと挨拶を交わした後、津別町の地方創生の取り組み(総合計画)について、レクチャーを受けたので、気になった点やアドバイスも含めて意見交換。

10時から昨晩の歓迎会の会場だった、つべつまちづくり会社の事務所に移って、改めてお互いの取り組みについて。つべつまちづくり会社は出来て2年目ぐらいの会社だけど、地域の方と町役場から資本金を集めて立ち上げた会社で、正直な感想は、ちゃんとした大人の方々でちゃんと取り組んでるなぁというもの。農家レストランやゲストハウスなど、続々とハード整備に着手しつつ、特産品開発、ふるさと納税、移住定住と地方創生のいわばメインストリームを各分野において才能溢れるヒト達を外から引っ張ってきて、役場とタッグを組み、しっかりと地域会社として活動されていて、僕らとは大違いじゃない(汗)

 

その後、今回も昼飯を食べる時間的余裕もあまりなかったため、打ち合わせを終え、そのまま札幌に。ナビはまたもや4時間半。。。

 

札幌界隈の学び系の皆さんとの会

これまた、長距離移動で札幌に戻ってくるとホテルへのチェックインだけ済まして、すぐに次の会場へ。

19時から参加したのはゲストハウスWAYAという札幌を代表するゲストハウスにて、以下の非公開イベントに参加。

実は僕が今回、北海道に行くに辺り、「会うべき人を教えてください!誰か優しいヒト!」とFacebookに投稿したところ、有難いことに友人・知人の皆さんからこの人は会っておけといくつか連絡をもらえることに。そうやってSNS上で繋がった方がさらに札幌界隈で教育分野において実践されてる方々を集めてくれて、さらには白川郷ヒト大学のHPから引用してこんな素敵なイベントを。まさに、SNSの力を思い知る結果に。

 

 

イベントとはいえ9名の少人数の集まりなので一通り、名刺交換を終えます。続いて、持ち込んだ飲み物で乾杯をした後は僕から白川郷ヒト大学についてプレゼンを行い、まずはテーマ提供をさせてもらいました。マネタイズなどの一般的な内容から、ヒト大学のような学びを一般的な教育(高校や大学の先生達もいたので)に取り入れることは可能なのかといった鋭い質問も飛んできたりと議論はヒートアップして時間はあっという間に過ぎていく。

その後、他の参加者の取り組みに関してプレゼン紹介してもらい、お互いに取り入れれることや連携できることを探っていくことに。皆さん、本業が忙しい中、色々な事を手掛けてんなぁと刺激をもらう始末。

 

正直、どこの地域にいても、やるヒトは行動しまくってるなぁと酔いながらも感銘を受けた1日でした。こうして、北海道巡礼の最後の夜が更けていったとさ。

 

気づきの言語化

最後に、今回の巡礼での気づきを言語化して終わりにします。

・ちゃんとした大人達がきちんと物事を作り込んでいることに比べるとヒト大学はまだまだその辺りのクオリティが全く担保されてないということ。但し、必ずしもそれが悪いことでも無く、一方で自分達らしさとも言えるのでは。

・ヒト大学での学びは一般的な取りこぼさない教育との相性は良くない。どちらかというと、通常の教育で拾えない部分の受け皿の1つ程度にしかなれないのでは。

・マスに向けた取り組み・施策は角が取れてどうしても画一的になってしまう。個性を残すなら、戦略的に細を狙って行くしかない

・ヒト大学の取り組みは自分達が思っている以上に評価してもらえることが分かった。正直、買い被り過ぎの部分が多々あるけれど、一方でもっと自信をもっても良いのだということ。

・(ケイスケを見てて)年齢関係なく、自分の会社を持つとなると自覚が芽生えて、主体的に取り組む。やはり、責任と権限をセットで渡してある程度自由に動けるという環境を作るとヒトの成長は早い。

・SNS経由でヒトを紹介してもらえるし、むしろ、地域のキーマンにより早く辿り着く手段として有効。今後、これを使わない手は無い。

・ヒトが(この地域には)何も無いなぁって時々、思うのは(この地域で)誰の顔も思い浮かばないってことかもしれない。少なからず、僕は地域の印象とそこに住んでる人を有機的に結びつけるような思考の癖を持っている

・北海道の飯は相変わらず美味い。札幌は相変わらず良いとこ。弾丸ツアーで行くもんじゃない。

・地域の仕事を6年ほどやってきていると考え方に変な癖がついてしまって、出来る・出来ない・有効・無意味などの判別を盲目的にやってしまっている。経験と言えばそれまでだが、一方で思考停止に陥っているとも言える。

・どこの地域にも地域を何とかしたいというヒト達が当たり前にいて、共通言語で会話出来るから、会ったその日から意気投合できてしまうし楽しい。

こちらからは以上です!