【後編】「誰もがありのままに、人間臭く生きていける世界を作りたい。」

 

この記事は、

【前編】「人生に起こる全てのことは学びに収束する。だからこそ、学びの場づくりって一生飽きない遊びだと思うんだ。」

2018年7月14日

の後編です。

広げるよりも深めることの方が楽しいし、難しい。

ー  今後拠点を増やしていく上で関わる人が自然と増えていくと思うんですが、影響力を広げていくことについては、どんな風に考えていますか?

最近このテーマについてよく話すけど、今のヒト大は、広くマスに情報を投げることには重きを置いてないんだ。

その理由は、届ける相手の母数を無闇に増やしても、本当に変わりたい人との出会いは意外と少ないと感じているから。

今は大きく風呂敷を広げて世の中全体への影響力を高めることよりも、この場を必要としているコアな人の心にちゃんと届くように、中身を深めていくことが大切なんだと思ってる。

わざわざヒト大まで辿り着いてきてくれた人たちに対して、近い距離で、価値ある学びを丁寧に提供していくこと。1人1人にじっくり向き合って、視界が開けるサポートをして、より良い方向に舵を切れる人の割合をあげていくことを、もっと頑張らなきゃいけないと思ってる。

あと単純に、広げるよりも深めることの方が、楽しくて難しくて、やりがいがあるよね

新しく立ち上がる拠点は、どうして尾鷲と八重山なんですか?

ん〜。一言で言うなら、「いい感じだったから」だと思う。

全て、きっかけは縁であり、決め手はヒトだよね。大切なのは場所じゃなく、そこに誰がいるか

いま結果的に「海・山・島に拠点を作ります」と謳わせてもらってるけど、そんな土地柄なんて、後付けでさ。

ちかちゃんが居て、ちゅうやくんが居たから、全てが動き出したと思うんだ。

なんかさ、昔はスピリチュアルなことって天から降ってくるようなイメージで、自分の意識や能力とはかけ離れたアンコントローラブルなものだと思ってたし、自分自身のことは究極のリアリストだと思ってたんだけど、

なぜだか最近は、感覚や感性に従うことが多くなってきて、そういう直感的なものって実はめっちゃ合理的なんだなって感じるようになったんだよね。

白川村の大自然で生活するようになって、理屈や論理では立ち行かない山の暮らしに影響を受けている部分もあるのかもしれない。

いつも最終的なアウトプットとしては「いい感じだから」とか「直感で」みたいな簡単な言葉になってしまいがちなんだけど、実はその言葉を裏付けてる「感覚」ってのは、自分に蓄積されてきた膨大な経験データの中から割り出された、1番可能性のある判断であってさ。その人間の人生経験に基づいた、最善の選択なんだと思うんだよね。

だから、その「直感」で判断して何か間違った場合は、自分のそれまでの経験の幅や深みや足りなかっただけなんだと思う。

そういう意味で、今自分たちが「いい感じ」だと思うものを選び続けることしか、描く未来に近づく方法はないんだよね、きっと。

尾鷲と八重山が始まったのも、そういうことなんだと思ってる。

なぜ「ヒト」大学だったの?

俺は、若い頃ずっと、自分を抑圧し続けてきた感覚があるんだよね。

今までそれなりに、社会的に評価の高いレールを歩んではきたとは思うんだけど、昔から「みんなと一緒」が苦手でさ。

学校の制服が嫌いで、ファッションが好きだったから割と過激な格好してたし、ドレッド頭だったし、会社でも髭生やしてたりして、ささやかな自己表現をしながら生きてきたんだ。

でも、「人と違うことをする」ことに、学生時代も社会人時代も、何となく生きづらさは感じていて

親からは反対されるわ、同僚から白い目で見られるわ、村の人にも距離を置かれるわ、「自分らしく生きる」ことで第一印象の壁が厚くなる感覚があったんだ。

まあ、どのコミュニティでも、ちゃんとやるべき仕事をして、時間をかけて丁寧にコミュニケーションをとっていれば、結果的に仲良くなれるし、いづれ見た目なんてどうでも良くなるのも分かってるんだけど。

それでもやっぱり、今の世の中にはびこる「個性を殺す」文化と言うか、多様性の乏しい、優しくない雰囲気が、嫌だなと思っていて。

 

そもそも、俺は昔から、人間が好きなんだ。

「人間臭さ」が好きで、秀でてる面も欠けてる面も、素直に見せれる人が好き。

だから、もっともっと人間1人1人が弱さを見せ合える社会、自分の良さも悪さも生かし合える安心感のある世の中をつくって、嘘のない自分のありのままを見せれる人が増えるといいなと思ったんだ。

世の中で1番面白い存在は人だと信じてるし、人間サイズの等身大の学びの場を作りたいと思ったから、「ヒト」大学にしたんだよね。

ー  ヒト大の始まりの場所が白川村だったことは、どう感じてますか?

白川村で始まったのはたまたまだったけど、この村がスタートの場だったことには、物凄く意味を感じてるよ。

まず、これだけ自由度が高くて、こんな変な人種をみんなが温かく見守ってくれる地域なんて、あんまりないなと思って。

この土地には不思議と「出る杭打とうぜ」みたいな空気が全然なくて、こんなふらふらしていても、ちゃんと居場所を作ってくれて存在させてくれる。

こんな生き方でも、やんわり許容してくれて、好きなことをやらせてくれる。

そんな白川村の人たちの懐の深さに本当に感謝しているし、この場所でなければ今こんな豊かな暮らしは出来ていないだろうなと思ってるよ。

あと今の時代、どこに住んでも好きな仕事や働き方を選べるんだから、みんなそれぞれ居心地のいい場所に住んだらいいと思うんだ。都会でもいいし、田舎でもいいし、自分らしく居られる場所を見つけたら、その土地で自由に自分の挑戦をしたらいい。

今後、ヒト大の拠点がもっともっと増えて行くことを想像しているんだけど、うまくいく地域ってのは、自然とそんな風通しのいい土壌がある地域なんだろうと思う。

ー  そうですね。全国あちこちに拠点が増えていく未来を見れるのが楽しみです。それでは最後に一言、読んでくれてる方にメッセージがあればお願いします。

 

今ヒト大で叶えられていることはまだまだ小さなことばかりですが、日々、関わってくれているみんなと、楽しい妄想をいっぱい膨らませながら、じっくりじっくり活動をしています。

仲間が増えていくことで、そんな妄想が1つ1つ形になっていくと思うから、興味のある方にはぜひぜひ飛び込んで来て欲しいなと思ってます。

ぜひお気軽に、いつでもどなたでも遊びにきてください!

 


 

長い記事を最後まで読んで下さった方へ、ありがとうございました。

ヒト大の活動に興味がある方は、いつでもお気軽にご連絡ください。

ヒト大学を共につくっていく仲間を募集します。

2018年4月16日