拝啓 二十の君へ、そして六十の君へ

今月、おかげさまで40歳を迎えることになりました、八重山ヒト大学の玉城 亜良たましろ つぐよしです。

 

学長のよもぎさんに声をかけてもらってヒト大に参加することになったのが2年前で、その時から意識はしていたんですが、いよいよ40代になってしまいました。20代が中心のメンバーの中でいつまで今のままいれるかわかりませんが、やれる事があるうちは出し惜しみせずしっかりと走り続けたいと思います。

 

先日、あるミーティングで「過去と未来の自分への手紙を書く」というアイデアに触発されて、これを書いています。

 

20年前の20歳の自分に向けて、今の自分が何か伝えたいことはないか、そして、20年後の自分へ向けて、今何か言いたいことはないか、この節目を迎えるにあたって、少し考えてみました。

 


10歳の自分

 

西暦2000年を生きる(20年前の)自分宛て

 

20歳の玉城 亜良 様
 
拝啓
八重山にしては珍しく梅雨らしい梅雨を迎えた今日この頃です。この手紙を読んでいるあなたは、どこで何をしているのだろう?1年が過ぎた大学生活はどうですか?生まれ育った石垣島を離れて東京の暮らしはどうですか?思い描いてたものとのギャップに苦しんでいますか?はたまた、何者でもない自分への焦りでいっぱいですか?それとも、大都会の大いなる刺激にヒリヒリして過ごしていますか?これから、いろんな局面が訪れるでしょうけど、何を選んで何を諦めても大丈夫です。

 

我が人生の師匠が、こないだ言ってました。「人生で何か選択しなければいけない時、どちらを選ぶかが大事なのではなくて、どちらか選んだ方を、その後自分で正解にしていくしかない」のだと。これから訪れる、大小様々な場面で、色々な選択を迫られた時、何を選ぶかではなくて、その後の自分次第で、その選んだ道が正解にもそうならなくもなる、という言葉はすごく大きな力をくれる気がします。

 

いちいち後ろを振り返ったりせず、でもたまには振り返ったとしても、それでも今よりも先の未来をどうしていくかで、過去の自分の選択が正しかったかどうかは決まるのだそうです。なので、安心して自分の想いを貫いてください。何をどうしていいかわからない時は、しっかり立ち止まってただボーっと過ごしてください。あなたの選んだ道は、きっと全て正しかったと、未来の自分が証明してくれるはずなので、安心して突き進んでください。

 


左:20歳の自分

 

大好きなバンドの大好きな曲で「HOW TO GO」というのがあります。たぶん、あと何年後かにあなたも聴けるようになると思います。その曲のメッセージは、「どこへ行くか?」よりも、「どうやって行くか?」が大事なんだ、と勝手に自分で思い込んでます。目的地をどこにするか、よりも、そこまでの道のりをどうやって進んでいくか、が大事だというそのメッセージは、ずっとずっとこの先も忘れずに大事にしていきたいと思います。

 

いつかは想像を超える日が待っているのだろう、と思います。これからの20代が、おもしろおかしい毎日になりますように。

 

敬具

令和二年六月二日

40歳の玉城 亜良

 

30歳の自分
30歳の自分

 

西暦2040年を生きる(20年後の)自分宛て

 

60歳の玉城 亜良 様

 

一筆啓上
蒸し暑い中にも、晴れ晴れしい日が迷い込んでくる今日この頃です。この手紙を読んでいるあなたは、どこで何をしているのだろう?20歳や30歳を迎えた時のように、先の事などはまったく予想できませんが、30歳や40歳の時がそうであったように、60歳になったあなたが、過去の自分がまったく想像出来ないような、おもしろおかしい毎日をどうか過ごしていますように。

 

自分がどんな状況であろうと、それはそれまでの自分が選んできた結果だろうし、どんな結果であろうと、それを楽しめるような自分でありたいと思います。

 

未来の自分の事は、想像してもあまりつまんないので、これくらいで。

 

今より20年後の自分は生きてるか、そうじゃないかも全然わかりませんが、未来の自分に負けないくらい、未来の自分が思わず振り返って戻りたくなるくらいに、これからの40代をしっかり楽しみたいと思います。

 

かしこ

令和二年六月二日

40歳の玉城 亜良

 


0歳の自分

この記事を書いた人
玉城 亜良 ( Tamashiro Tsuguyoshi )
石垣市大川出身。八重山高校を卒業後、進学した大学を中退して、親戚の木工所で働く。その後石垣に戻り、うえざと木工に入社。音楽に限らず、ライブの場に足を運ぶのが好きです。人生の師匠は、鴻上尚史とジェーン・スーと中村貴子。好きなチャーハンは、麻婆炒飯。1980年6月生まれ。
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