“REVERB”を追う! vol.1 〜高校生×大人の音楽イベント再始動!〜

石垣島より、八重山ヒト大学の橋爪千花はしづめちかがお届けです。

 

音楽文化がさかんな石垣島。大人だけでなく、学生の中でもバンド活動がさかんで、島内では毎日のようにどこかしらで音楽イベントが開催されています。そんなこの島でかつて、普通であれば一緒のステージに立つ機会が少ない学生と大人が肩を並べて作り上げる音楽イベントがありました。

 

“REVERB”は2011年に始動したイベントで、島の高校生バンドマンと大人とが共に制作をし、数々の競演を果たしてきました。高校生は大人たちに憧れ、また大人たちは高校生から刺激を受ける。制作過程なども含めたその時間は、まさに世代を超えて“音楽で繋がった”素敵な時間だったそうです。

 

今、この“REVERB”が再び島の中で動き出そうとしています。

 

きっかけ。

 

ことの始まりは、先日開催した八重山ヒト大学石垣島キャンパスの新年会。(その様子はつーぐーさんがまとめてくれた「新しい年も面白くしようの会2019」をご覧あれ。)この日は、ヒト大学のメンバーだけでなく、ヒト大学の活動に興味をもってくれている方にも参加してもらいました。そして出会ったのが東里明斗あいざとあきとさん。今回のプロジェクトの中心メンバーです。

 

場も盛り上がって、各々が様々な話題で盛り上がっていた時、数メートル先から何やら熱い視線を感じる。ふと見ると、私の対角線上に座る明斗さんがにやにやしながら手招きしていました。その時は全体で自己紹介をした程度で、一瞬にして私の頭はフル回転。「何した、何で呼ばれた、どこかで会ったことある?乾杯の挨拶できなかったから怒られる?」と遠い席からわざわざ呼ばれた理由を探しながらも、とりあえず飲み物を持って明斗さん、そして一緒にお話しをされていた酒井木乃葉さかいこのはさんのお隣へと。

 

席に着いた私に向けて明斗さんの第一声。

 

「ちょっと、面白いコトやろうよ!」

 

なんというダイレクトな誘い文句。聞くと、かつて明斗さんは高校生と大人とが一緒につくる音楽イベントを開催されていたらしく、ここ数年開催をお休みしていたそうなのですが、今回ヒト大学の集まりでいろんな話しをする中で、もう一度開催したい!と感じたとのこと。

 

「大人も学生も関係なく、世代を超えて“音楽”について語って繋がるあの時間って、すごい時間を過ごしていたんじゃないかと思う。あの時間をもう一度味わってほしい。」と熱く語る明斗さんの隣で、高校で美術の臨時職員をされている木乃葉さんも「子どもたちには、もっと色んな大人と知り合って沢山のことを吸収してほしい。」と大きくうなづいていました。

 

そんなお二人の姿を見て、この姿をこの言葉をこの場所でとどめておくのはもったいない、と思いました。そこで、イベントの開催に至るまでをヒト大学で追わせてくださいとお願いし、このコーナーは始めることになりました。

 

それでは第一弾、行ってみましょう!題して

 

“REVERB”を追う! vol.1

〜高校生×大人の音楽イベント再始動!〜

 

 

2月某日@シマノバ

 

この日、REVERB再始動へ向けた第一回目のスタートアップ会議が開催されました。参加者は呼びかけ人の東里明斗あいざとあきとさん、REVERBを明斗さんと共に立ち上げた笹本真純ささもとますみさん、明斗さんの先輩で島屈指のコミュニティと情報網の広さをもつ我らが玉城亜良たましろつぐよしさん、現在高校で美術の臨時教諭をされながら、ご自身も音楽に携わるという酒井木乃葉さかいこのはさん、DJやお笑いなどエンターテインメントの分野で幅広く活動・イベント開催をされてきた村本隆二むらもとりゅうじさん、そして私橋爪千花はしづめちかの6名。

 

REVERB再始動にあたっての明斗さんの思いを共有したのち、

 

・バンドもそうだけど、RapやDJ、Beatboxなどのストリートカルチャーも浸透し始めているらしい!

・学生自ら屋外ライブなどを企画しているらしい!

・島出身でこんなミュージシャンが本島や内地で活躍してるよね

 

など、八重山発ミュージックシーンの今について共有しあい、

 

・来場者は学生だけでなく、大人もアプローチしたい

・学生には制作から関わってもらうことで、演奏を超えた感動体験も味わって欲しい

・音楽以外のエンタメ要素を組み込むのもありかもね

 

など、イベントに対するイメージを膨らまし、

 

・開催スケジュールは?

・開催場所は?

・運営資金の生み出し方は?

・誰に出演してもらう?

 

などの実行に向けての具体的な検討事項に関して意見を出し合いました。

 

 

実は今回のメンバー、初対面同士もいるんです。にも関わらず、それぞれの立場でちゃんと意見の交換をし合う雰囲気を見ていると、誰かと面白いコトを作る時に「遠慮」はいらないし、誰かの“やりたい”にアンテナがビビビッときた人が繋がって関わっていくコトで、気がついたらみんなの“やりたい”になっていくのだなぁと感じました。

 

次回打ち合わせは3月。それまでに各々で集められる情報を集めようということでこの日は解散。

 

打ち合わせ後のグループラインでは、早速あの人にも協力してもらおう、この人も興味を持ってくれてるよ、などの情報が行き交っています。

 

“REVERB”は日本語で残響の意。イベントが開催されていなかったここ数年の間も、決して途絶えていなかった残響が今年どのように島に帰ってくるのか、わくわくが止まりません。

この記事を書いた人
橋爪 千花 ( Hashizume Chika )
石垣市川平村出身。立命館アジア太平洋大学を卒業後、芸能プロダクションと地域コンサルタントの会社で経験を積んだ後に2017年8月より石垣島に拠点を移す。島内のイベント運営やカメラマン、ライターとして活動中。1991年6月生まれ。
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