後輩たちへ告ぐ。ズバリ、部屋探しのポイントはこれだ!

島人にとっては結構寒い18度という気温の石垣島からこんにちは。八重山ヒト大学副学長の岩倉 千花いわくら ちかです。あっという間に2020年の終わりがすぐそこで手を振っている12月の半ば。ある方から連絡をもらいました。

 

その方とは、石垣島出身の友利 青海ともり かいくん。あれ、どこかで見たことのある名前だなーと思った方もいるはず。2018年に、島の高校生に向けて開催された部屋探し相談会「あやぱにぬ部屋探ししよーら」を実施した彼です。

 

↓画像をクリックで記事へ↓

 

最近、石垣島にUターンで帰ってきたという青海くん。どうやら島の後輩たちにどうしても伝えたいことがあるということで、早速話を伺ってきました。

 

コロナ禍での部屋探し、きっと大変だと思う。

−青海くん、お久しぶりです!そして、お帰りなさい!

 

お久しぶりです!今年、内地から引き上げて石垣島に帰ってきました!今は、実家の介護施設の手伝いをしているのですが、以前取材していただいたように、僕の経験や仕事で培った知識で後輩たちの住まい探しのサポートをしたいという思いは変わらず強くあり、今回は改めて島の高校生たちにお部屋探しのポイントを伝えたくて八重山ヒト大学さんにご協力いただきたいなと連絡しました。

 

 

−八重山ヒト大学の優佑ゆうすけも、青海くんに紹介してもらったお部屋に住んでいると聞きました。

 

そうなんです。前回の相談会では、お部屋探しのポイントを知ってくれた人も、実際に紹介したお部屋を契約した人もいます。わざわざお礼のメールや手紙をもらって、あのイベントを企画して本当に良かったなと思ったと同時に、またやろうとも思ったんです。

今年は新型コロナウイルスの影響もあって、内地から石垣島に気軽に行けないのと一緒で、石垣島にいる後輩たちは進学や就職の準備で何度も何度も内地に行くのはなかなか難しい状況だと思います。また、相談会など大きなイベントを開催することも難しいなと思い、僕が伝えたい部屋探しのポイントをこうして文字で伝えることにしました。

 

青海くんが開催した説明会の様子

−ちなみに、青海くんがこうして部屋探しのコツを教えたいと強く思うのには、自身が島を出て大学進学する時の部屋探しでの、大、大、大失敗があったからだそうです!それについては、ぜひ2018年の記事をお読みください。大阪で初めて住んだ格安賃貸での壮絶な思い出が書き記されています。

 

それでは、お部屋探しのポイントを教えていただきましょう!青海くん、よろしくお願いします。

 

 

お部屋探しのポイントはズバリ3つ!

住む部屋を探すにあたってのポイントを大きく分けると、

①部屋探しの時期を考えよう
②家族とよく話し合おう
③島を出る前に準備をしよう

ズバリこの3つに分けられます。それでは、ひとつひとつ説明していきます。

 

①部屋探しの時期を考えよう

4月に入学・就職する人にとっての部屋探しは大体12月〜3月。各月の特徴は下記の通りです。

 

12月 穴場が出る時期。空き物件がちらほら出始める時期。この時期から部屋探しをする人は少ないので、競争率が低いです。

1月   探し始め〜決定のオススメ時期。月内に決定しておくと安心です。

2月・3月 選択肢が刻一刻と減っていってしまいます!1日でも早く動き出すのをおすすめします。

 

ただ、今の新型コロナウイルスの状況だと部屋を先におさえても、春から通学・通勤が無いなんて可能性もあります。実際に、今年はオンライン授業で大学に通学する必要が無いため、地元に帰ってきたけど家賃は発生し続けている…なんて話も聞きます。部屋探しと並行して、進学先・就職先に春から通学や通勤が必要なのか。もし、オンライン授業やリモートワークになるのであれば、いつ頃決定するかなどの確認をしておきましょう。

 

②家族とよく話し合おう

きっと今この記事を読んでくれている高校生たちのほとんどは、大学生活での家賃はご家族が払ってくれると思います。だからこそ、しっかりと家族と「どんな部屋に住むか」について話し合いをしてほしいです。

ちなみに僕は母には全く相談せずに、ただ親に迷惑はかけないようにと大学がおすすめする賃貸アパートの中で一番安い部屋に住みました。結果、ものすごいところに住んでしまった。その後、母が遊びにきて「引っ越しなさい」と言われ、引っ越しました。最初から両親とも議論をしていれば良かったなと何度も後悔しました。

 

じゃあ、親と何を話し合えばいいの?という方も多いはず。そこで、今回はさらに詳しく話し合うべきポイントをお伝えします。

 

大切なのは、4つの優先順位を決めること。

 

【家賃】
光熱費を除いて、家賃は月額いくらまで出せるか。地域によっては、家賃以外にトラブル時の24時間サポート料金や町内会費が必須でかかってくることもあります。それらも含めて、ご家族と月額いくらまでなら無理なく支払えるかを考えましょう。

 

【立地】
駅からの徒歩分数が提示されていることが多いですが、Door to Doorつまり家の玄関を出てから学校や職場に到着するまで何分くらいかけることができるのか、乗り換えの回数なども含めて考えるのをおすすめします。また、都会に出ると電車に乗っての移動スタイルが必須と感じがちですが、自転車という移動手段も可能なのかどうか、もし自転車を利用する場合は雨が降った時の代わりの交通手段があるかどうかも確認しましょう。また、立地にはこのような距離の問題もありますが、家の周りの治安も含まれます。最近ではGoogle マップなどで近所の写真をみたりすることもできるので、なんとなくでも雰囲気をご家族と共有しておくといいと思います。

 

【広さ】
部屋の広さを考える時に必要なのは平米数と畳数、間取りをしっかり見るということ!僕が初めて一人暮らしをした時、物件情報に12畳と書いてあったから、結構広いな〜と思っていたんですが、実際にはその数字はバストイレ、キッチンなども全部含めての畳数で、部屋は6畳しかなかった。せっかく買った12畳用のカーペットを半分に折り曲げて使っていました。今考えれば、平米数もちゃんと確認していればわかったことだったなと思います。

 

【グレード】

グレードは、構造や築年数など。生活する上での音や室温の問題などを大きく左右します。

 

*アパートと呼ばれる構造

木造<軽量鉄骨

*マンションと呼ばれる構造

重量鉄骨<RC(鉄筋コンクリート)<SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)

 

木造、軽量鉄骨、重量鉄骨は壁が音を通しやすく、隣人の生活音が聞こえやすい傾向にあります。ちなみに木造住宅に住んでいた僕は、毎朝ご近所さんのカーテンを開ける音で目を覚ましていました。また、室温も保たれにくいため、冬には家の中で白い息が出ていました。

 

これが、RCやSRCとなってくると、ほかの部屋の音も聞こえにくいし快適な室温が保たれやすいです。ただ、RCは湿気がたまりやすく換気をしっかりしておかないとカビが生えやすいなどのデメリットもあります。また、築年数が浅ければ浅いほど構造もグレードが高く、セキュリティなどの設備が整っています。

 

「木造×古い築年数」が最低ラインだとすると、「SRC×浅い築年数」は最高ライン。それに比例して家賃も変化します。

 

これら4つの要素の中でご家族と一緒に優先順位を決めましょう。そうすれば、いろんな物件を見た時に候補を決めやすくなります。

 

③島を出る前に準備をしよう

部屋探しはいかに効率的にやるかが大事。なぜなら、時間をかけて悩めば悩むほど刻一刻と物件は無くなってしまうからです。特に石垣島からの部屋探しは、気軽に不動産が回れずに予算的にも時間的にもすごく不利な立場にあります。しかし、今やインターネットでいくらでも情報が得られる時代。みなさんがいかに島にいる間に準備をできるかがポイントです。

 

よく見かけるのが、部屋探しのために飛行機に乗って東京や大阪へ行き、そこで営業している不動産屋さんに入って「お部屋ありますか?」と部屋探しを始めるケース。正直これは遅すぎます。島を出る時は「よーし、不動産屋さん探すぞ」という状態ではなくて「よーし、この部屋とこの部屋を内見させてもらうぞ」という状態で出発しましょう。

 

最近では、ほとんどの不動産会社がメールでのやりとりに対応してくれます。部屋の中の動画を送ってくれたり、オンライン内見会など遠方からでもお部屋の雰囲気を知ることができる取り組みも増えてきています。そのようなサービスを駆使し、効率的な部屋探しをできれば、一日でも早く納得のいくお部屋に出会えると思います。

 

 

長く住み続けたその先をイメージしてみて

 

−とっても勉強になります!私自身も、何度か引っ越しを経験しているけど、どの部屋も良し悪しがあって、見れば見るほど決められなくなりました。こういった明確な判断ポイントが分かっていると、もっとスムーズにお部屋を見つけられたかも。

 

それぞれの部屋の良し悪しは余計判断が難しくなりますよね。もうひとつ意識していてほしいのが「インパクトのあるメリットに惑わされない」ということです。インパクトのあるメリット、例えば部屋の形がユニークでオシャレに感じたり、大きな窓が魅力的に感じられたり、最新機能の家具がついていたりなど…。そのようなインパクトの強いメリットよりも、少ないデメリットを優先して考えるのをお勧めします。なぜなら、そのメリットが長く住んだ先でもメリットであり続けるとは限らないからです。

 

−確かに、私も部屋の一角に柱が飛び出ている部屋に住んだことがあって、最初はオシャレだなってお気に入りポイントだったんですが、いざ住んでみると家具を置くときに苦戦することが多くて数年住んだら魅力でもなんでもなくなってしまった経験があります。

 

そう。お部屋の形がユニークだと、ちょっとオシャレでかっこよく感じますが、じゃあその部屋でどんな模様替えが出来るか。いつか家具が増えてきたら置きにくくないか、というところをちょっと踏みとどまって考えてみてほしいのです。

 

どれだけ初めは綺麗な部屋でも、3ヶ月後同じように綺麗とは限らない。住んでる一瞬のイメージでワクワクするのではなく、長く住み続けた先に安心した暮らしができるかどうかをイメージすると、よりいいお部屋探しができると思います。

 

−それでは、最後にこの記事を読んでくれている皆さんにメッセージを!

 

今は新型コロナウイルスの影響もあり、今後の予定を立てるのが本当に難しいと思います。しかしわざわざ現地に行かなくても、情報はしっかりとれます。たくさんの情報を見て、優先順位を決めてしっかり絞り込むことが大事です。これまで、多くの方々にお部屋のご案内をしてきましたが、自分の軸が定まっている人は希望の部屋を見つけるのも早く、住んだその後の満足度も高い印象があります。

 

これから島を出て、内地で一人暮らしの予定がある1人でも多くの皆さんに納得のいくお部屋探しをしてほしい。そのためには、僕もこれまでの経験や知識をどんどんお伝えしていきたいので、もし何か困ったことなどがあれば気軽にInstagramやFacebookでご連絡ください!

 

▷Instagram

▷Facebook

 

↓友利青海くんへの質問フォームはこちら↓

質問する

この記事を書いた人
岩倉 千花 ( Iwakura Chika )
石垣市川平村出身。立命館アジア太平洋大学を卒業後、芸能プロダクションと地域コンサルタントの会社で経験を積んだ後に2017年8月より石垣島に拠点を移す。島内のイベント運営やカメラマン、ライターとして活動中。1991年6月生まれ。
トップへ