とある老夫婦の誤算
昨日はポカポカと気持ちの良い天気でした。
コートを着ていたら暑いくらい。
ようやく散歩が気持ちの良い季節がやってきて、散歩好きの僕にとってはとっても嬉しいです。
休みだった昨日も、息子とのんびりお散歩へ行きました。
「雪、ないんですね」
そのお散歩のときの出来事。
和田家さんの前で息子と遊んでいたところ、70代くらいのご夫婦が僕たちに話しかけてくれました。
ご夫婦:「近くにお住いの方ですか?」
僕:「はい、近所に住んでいます。」
ご夫婦:「私たち、群馬から来たんですけど、当たり一面の雪景色を想像して来たので、雪がなくてガッカリしてるんです。」
僕:「あ~、雪が降るのは1月・2月なので、㋂は毎年、こんな感じですよ。」
ご夫婦:「そうなんですね。では1月・2月にこれば、合掌造りの屋根に雪が積もっている綺麗な景色が見れるんですね?」
僕:「……そうですね。ただ、屋根に雪が積もっても、落ちてきたりするので、タイミングにもよりますね。」
ご夫婦:「そうなんですね~。知らなかったです。」
こんなやり取りがありました。
確かに、僕ら村民からしたら㋂に雪がないことは当たり前に知っていることですが
観光客の方からしたら、分からなかったりするわけです。
それでいて、「冬の白川郷」=「合掌造りの屋根に雪が積もっている景色」というイメージを
強く持っているので、当たり前に雪が残っていると思われるのも納得です。
もちろん、今でも雪は田んぼや道路わきにたくさん残っているのですが。
雪を見たことがない海外のお客さんは、これくらいの雪でも楽しまれています。
でも、多くの観光客が見たいのは下のような写真ですよね、きっと。
事前に確認をしよう
そのご夫婦の話を聞いて、別に僕が悪い訳ではないんですが
「申し訳ないな、かわいそうだなぁ」っと思いました。
だって、せっかく遠くから来てくださったのにガッカリさせてしまったのですからね。
だから、そういう誤解というか、ガッカリが起きないように
事前に確認することをオススメします。
これは、雪の量だけでなく気温、道路状況、桜、紅葉など気になることがあれば
ぜひぜひ確認してみましょう。
確認先は、泊まるのであれば宿泊先でも良いですし
観光協会(電話05769-6-1013)に電話するのでも良いと思います!
ご夫婦には「雪が少ないかもしれませんが、合掌造りの中を見学したりと見どころはたくさんありますから、楽しんでいって下さい」と伝え別れました。
あのご夫婦、楽しんでくれたかなぁ~。